ゆるく推す

いのちだいじに

2018年上半期観劇記録

上半期は推しくんの舞台のお仕事が全然無かったので、思う存分資格勉強に集中することが出来ました!!!!(血涙)とはいえ気になる作品をちょいちょい観に行っていたので、思いだしがてら。例によってネタバレ気遣いなしです。

 

 

1/11 ぼくの友達

DDD青山クロスシアター/推しくん関係なし

昨年推しくんが出演した「スーツの男たち」が、ジェイソン・ミリガンによるマフィア3部作の1つだったんですね。それがメチャ面白くて、この連作をまたやると聞いて、推しくんは出ませんが観に行きました。

「スーツの男たち」が2人の幼馴染のマフィアが決裂していくさまを描いた悲劇であったのに対し、「ぼくの友達」は隠居したマフィアとその妻の所に「友達の友達」を名乗る青年が現れて、実は青年は今度そのマフィアを映画で演じることになった俳優であることが露見してマフィアは彼を殺そうとさえするのですが、なんやかんやあって友達になるという喜劇。終盤3人でその映画の本読みをするところなんか、ずっと爆笑してました。

青年やマフィア、その妻に対する説明的なセリフはほとんどないにも関わらず、観ているうちに関係図が頭の中に出来上がる脚本が相変わらず見事でした。

あとは、主演がジャニーズのふぉ~ゆ~というユニットの方で、恥ずかしながら存じ上げなかったのですが、文字通り体当たりの演技を溌剌としていて、推しがこんなふうに板の上で輝いていたら感激ものだよなぁ…と思いました。*1

 

2/10 テニミュ3rd 青学VS比嘉

東京ドームシティホール/推しくん関係なし

テニミュ2ndだと青学7代目のお披露目公演でしたが、3rdでは9代目の卒業公演ですか…なんだかあっという間に感じます。

個人的に原作でも脱落したあたりなので、ストーリーはあまり惹かれないのですが、比嘉の子たちがみんなスタイルがいいのと*2菊丸の演技に泣かされました。あとサエさんの王子様感が天元突破してた。

 

2/12 駆けはやぶさ ひと大和

天王洲銀河劇場/推しくんアフト回

元々どこかで行こうと思っていたらアフトが決まったので秒で買ってた。初めてボックス席に入ったのですが、思ったより見切れなくて周囲に気を遣うストレスが少なくて良かった~。

感想はこちらでシリーズまとめて書きました↓

yurukuosu.hatenablog.com

感想記事で書き忘れてしまったのですが、主演の花村くんが大変すてきな役者さんでした。彼の軽やかな雰囲気が登ちゃんにぴったりだったなぁ。

 

2/24 ファン・ホーム ある家族の悲喜劇

シアタークリエ/推しくん関係なし

初クリエでしたが、いたるところに原作のコミックが飾られていて、それがまた淡々と不穏な雰囲気を醸し出していて…主人公のアリソンはレズビアンで、ノーマルだと思っていた父親はゲイだと発覚後に自殺。父が自殺したのと同じ年齢になったアリソンは、自分の人生を漫画にしながら、なぜ父が自殺してしまったのか理解しようとする…という感じ。話としては重いのですが、ミュージカルとして時には異様なほど明るく歌い上げ、それがかえって彼女の苦しさを際立たせるようでした。

一番つらかったのは、幼少期のアリソンが日に日に過激になる両親のケンカの声を聴きながら、さっきまで見ていた楽しいTVショーに家族で出演する妄想に没頭するところ。

大原櫻子ちゃんが学生時代のアリソンを演じていましたが、レズビアンだと自認して恋人と一夜を明かした翌朝パンイチでアホみたいな歌詞で*3歌い踊るところ、ここまでやるんだ…!と驚愕しましたし、とてもよかったです。

 

3/17 ラ・カージュ・オ・フォール

日生劇場/推しくん関係なし

久しぶりに達成を観に。ジャン・ミッシェルめちゃワガママ好青年で達成ファンがうらやましいことこの上ねぇ~!!

壮年ゲイカップルのアルバン(市村正親さん)とジョルジュ(鹿賀丈史さん)、ジョルジュが浮気して出来た子供のジャン・ミッシェル(達成)という家族のありようを描いた物語なんですが、とにかくアルバンが可愛いしジョルジュが憎めない…2人のカップルがいとおしくてしょうがなくなる。話の筋としては非常にシンプルなので、市村さんと鹿賀さんの演技の圧倒的な説得力で成り立つ舞台だなぁと思いました。

舞台装置も衣装も、ジョルジュが経営するゲイクラブのショータイムも、全てがゴージャスでハチャメチャに楽しい。

初めてレミゼを観たときは人間の根源的な感動に揺さぶられたのですが、ラ・カージュは本能的な楽しさに巻き込まれた感じでした。スッゲェ楽しかった!!!*4

 

4/30 る年祭上映会

浅草公会堂/推しくんゲスト登壇

圧倒的な福利厚生で若俳オタクをぶん殴ることに定評のあるるひまさんが、今年も上映会&リーディングをやってくださいました。「観劇」ではないですが、新たな発見があったので書かせてください。

なお、本編の感想はこちらです↓

yurukuosu.hatenablog.com

感想に書いたとおり、この作品は価値観の変遷を描いたものだと思っています。今回、上映会という形でこの作品を観ながら、自分の価値観が時代遅れになっていることに気付きました。

観劇したときも、上映会で観たときも、劇中歌の「人生はゲーム 思い通りに出来ない」というフレーズに私は強い違和感を覚えました。

私にとってゲームとは、ファミコンやプレステでやるハードゲームで、ストーリーに多少の分岐があろうとも用意されているハッピーエンドは1つで、攻略本があれば誰でも思い通りに進めることが出来るものでした。つまり、上記フレーズとは全く逆なのです。

一方で、現代のゲームといえばソーシャルネットワーク的であったり確率論的なもので、決められたストーリーを進めるというよりは今この状況で仲間と(あるいは一人で)どうしていくか決めるもの、選択肢はランダムであり無限、それによる結果も同様。

そうか、ゲームというものの定義が変わってきているんだな、私はそれに気付いていなかったんだなと思い知らされたのでした。

 

ほかダイマ

上半期推しくんの情報解禁が全然無くてヒエ~~だったんですが、最近ようやく夏の主演舞台の解禁がありまして、しかももののふシリーズの制作なもんだから、「今わたしは推しくんの主演舞台が控えている世界に生きている…」と日々おひさまに感謝して生きております。どうぞかわいそうな奴だと思ってください。

www.homerun-contrail.com

西田さんが演出する推しくんが大好きなので、メチャ楽しみです~~しかも推しくん×戦時中×笹川美和さんの音楽って、爆泣きが約束されたも同然では???

というわけで、この夏に涙活したいな~みたいな方がおられましたら是非!明日まで爆泣き確定ガチャもとい上記オフィシャルHPの先行やってます。

*1:観劇だけに

*2:ノースリーブだからなおさら?

*3:私の研究テーマはあなた~♪セックスキスハグセックス!!みたいな

*4:語彙力たったの3のゴミ